セレブ?なニュース

セレブなニュースで華やかに行きたい!と思うのですが,適当に感じたことを書き綴っていきます。
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perfume パフューム,なかなかイイぞ。
●perfume,イイ!●

僕は過去において,好きだといえる日本人女性ユニットに
ほとんど出くわしたことがない。
少なくとも,アイドルユニットでは皆無だ。

むしろ,歌いだした瞬間にチャンネルを変えるか,
或いは,ヴォリュームを下げたり,スイッチを切ったりしていた。

最近,perfumeなる女性ユニットが話題であるのだが,
経験上,聴く気が全くおきなかった。

ところが,偶然耳にする機会があったので,何気に聴いてみたら,
うん,これはイイ!

どうやら,僕はかなり世間から乗り遅れているようだ。

●楽曲『ポリリズム』に見る前衛性●

ポリリズム


ケミカルブラザーズにこのような感じの曲があったのを思いだす。
昔,携帯の着信の一つにしていたのだが,曲名が思い出せない。

『ポリリズム』は,POPSとしては,実験的,とも言えるような音楽だ。

メロディラインがメカニカル。コードを分解したみたいだ。
というより,ほとんメロディがない,と捉えたほうがいいのではないか。
大部分をアルペジオのようなシーケンスがメロディを埋める。

コード自体もところどころテンションが高そうに聞こえる。
(テンションが高い,とはコードが複雑,という意味。)

リズムは,変拍子と誤解させるような仕掛が間奏にしてある。
多分,曲名の元となった部分だろうが,途中で,4拍子と5拍子?が交差する。
また,間奏の長さもこの手のポップスとしては異例。

そして,なにより最大の特徴はボーカルを相当いじってある,
ということだろう。

ボコーダーを使ったり,卓上で音を変えたり,
かなりいろいろやっているようだ。
原音がわからないまでに,声が変化している。
メンバーの声かどうかも疑わしいほどだ。

その結果,映像と声が相当乖離しているように見える。
本当に歌っているように見えないのだ。

口パクのことをいっているわけではない。
相当,人工的な声になっているのだ。

僕には,そこがとても新鮮に聴こえる

●日本ポップスの特異性●

日本のポップスが海外のそれと随分違うのは,
海外が歌が主体であるのに対して,
日本のは,歌がサウンドに組み込まれる傾向が強い,
歌も,バックの演奏の一部として歌われる,
というところにある。

特に,アイドル楽曲はその傾向が強い。

言い方を変えれば、海外の楽曲は歌手だけでも成立するし,また,
それを可能にする技量をもった歌い手が歌うのに対して,

日本の楽曲は,歌手だけでは成立せず,
バックと込みで成立する傾向にある。

要するに,それだけ歌の下手な人が多い,
ということなのだが,それは

日本では,歌の上手さよりも歌手の個性を大切にすること,
カラオケの普及により,素人でも歌える,という楽曲が求められたこと,
アイドル歌謡が発達してしまったこと(これも日本のサブカルチャーの一つ)
等があげられよう。

また,歌が下手ゆえにバックの能力があがった,
というよりも,
日本人のサウンド指向の強さゆえ,
楽器や編曲能力が高くなったということがある。

日本人ほどジャンルにこだわらない国民は,世界的に珍しい。
というか,他にいない。

音楽というのは,階級や制度と不可分,というのが世界的な趨勢である。

要するに,育ちのいい人はクラシックに慣れ親しみ,
育ちの悪い人はパンクを聴く。
また,白人はロックを聴くし,黒人はR&Bを聴く。
その逆はかなり珍しい。

一人の人間が,ロックもジャズもレゲエもR&Bも何でも聴く,
というのは,世界的に見るとかなり珍しいのだ。

そのためか,日本の楽曲は何でもありだ。
一つの楽曲にいろんな音楽要素が盛り込まれていることもよくある。
それは,最近の話ではなく,既に戦後の美空ひばりあたりの楽曲に
その傾向が見られる。

先日,元メガデスのマーティン・フリードマンが日本の楽曲の凄さを
日経ネットで語っていたが,それは彼に指摘されるまでもなく,
随分昔から一部の日本人は気付いていたのだ。

日本の編曲能力の高さは日本人のボーダーレスぶりが反映していると思う。
(それは,書籍,食事,その他各種情報についても同じ)

※ついでにいうと,日本の音楽はパクリばかりだ,という人がいる。
ちょっと違う。
日本の音楽はパクリの度合いがけた違いに過剰である,というのが正しい。

●アイドルの新しい形?●

しかし,いかにサウンドが凝っているとしても,
バッキングはバッキング。
日本でも,曲のアレンジは,歌手を盛り立てるためになされてきた。

ところが,perfumeにおいては,その配慮がかなり薄いと思う。
つまり,perfumeにおいては,サウンドが主体。
ボーカルも変質して,サウンドの一部,一つの楽器となっている。
歌っている人たちは,サウンドの従,というポジションにある。

perfumeにおいては,今までの歌手とバックの関係が逆転する。
少なくとも,バックはただの歌伴ではない。
相当な主張が認められる。
それが最大の前衛的な点ではないか。

しかも,ただ関係が逆転するだけでなく,
そこに不思議な効果が生み出されるのだ。

彼女たちは,歌も踊りも上手とはいえない。
このサウンドに慣れないうちは,
彼女たちの存在がサウンドに埋没しているように見える。

しかし,それがかえって彼女たちの魅力を引き出しているように思える。
かわいらしさ,或いは人間味が強調されるように感じるのだ。

つまり,変質している中で見せる彼女たちの声のぬくもりや
或いは,ダンスのたどたどしさが,
高度に管理下された楽曲ゆえに,かえって強調され,
多分それが,人間臭さとして,好ましいものに映るのではなかろうか。

埋没するがゆえにかえって目立つ,という逆説的な効果を,
狙ってやっているとしたら,
プロジューサーははかなりの策士である。

それは,声のいじり方にも感じる。

よく聴くと,彼女たちの声にはいろいろなエフェクトがかけてあったり,
周波数を相当いじっているのでは,と思わされる箇所があったりする。

一聴するとサウンドに埋没しているような彼女たちの声であるが,
実は仕掛けが随所にしてあり,
それがじわじわと染み出てくるような魅力につながっている。

●ヨーロッパデビューさせたい●

perfumeがヨーロッパデビューしたら彼らはなんていうだろうか。
Boom Boom やTakkyu に続く,GeishaSoundとでも言うのだろうか。
きっと彼らも気に入るよ。

perfumeは敏感な欧米人たちの間で話題になると思う。

チョコレートディスコ


●今年はちょっとおもしろくなってきた●

ここ2年ほど,日本のポップ界は相当低迷していたと思う。

これは,2000年頃からの傾向ではあるが,
それでも,ここ2年はひどかった。

一つは,ジャニーズがやたら目立ったこと。
また,ジャニースと合わせて,昭和歌謡ぽい楽曲が好まれたこと。

昨年レコード大賞をとったコブクロにしても,
その若干暑苦しい音楽性はまさに現代に蘇った演歌だった。

そんな中での,perfumeの盛り上がり。
みんなも,新しい音を求めていたんじゃないのかな。

僕も,こういう新しさを感じさせる音楽は大歓迎だ。
単発ではなく,
何か新しいムーブメントにつながってくれたら,と思う。

それにしても,こういう楽曲がヒットしてしまう
日本のオーディアンスのレベルの高さも特筆ものだね.

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